最近ベルリンに行って驚いたことがある。
ふらふらとヒップでクール?な地域、Friedrichshainを歩いて、ヒップスターの集まるカフェにいくとそこはもうロンドン。店員も酷く態度が悪いし、わたしと同じくらいドイツ語を話さない。
わたしはなんでベルリンに来たんだっけ?確か私にとってベルリンはロンドンからの逃げ場だったのにとうとうベルリンはロンドンに変わりつつある。フレンドリーさのかけらもないExpatの店員に粗雑な扱いをうけて悪態をつけて帰って、なにやってるんだろうと空虚になってしまった。
今日、イギリスがEUの離脱交渉を正式にスタートさせた
もともと経済の基盤のないベルリン市は現在このBrexitの波にのり、積極的に英系企業を誘致している。ベルリンは元々ドイツの中でも国際的な基盤があるし、英語を話す人も多い。そして経済的に弱い地域として長い間をドイツのお荷物として過ごしてきた訳だから絶好のチャンスではあると思う。
でもこれはその地域の文化を尊重せず、徹底的に破壊していくジェントリフィケーションの幕開けなのも事実だと思う。
家賃の安いベルリンは今は昔。もうそろそろアムステルダムと変わらなくなってきている。
毎日目にするFacebookの広告では大量にイギリスから、ロンドンからベルリンに引っ越してくる人が職や家を探している。
ただ、ドイツとオランダの違いはまだまだジェントリフィケーションに怒れるドイツ人が難癖をつけてくるぐらいエネルギーがあるというところだろうか。どこまで彼らが怒れるドイツ人としてジェントリフィケーションに対抗してくれるのかは不明だけれど彼らに期待している。そうじゃなければベルリンじゃない!
gegen Gentrifizierung in Berlin!
追記
そうなるとロンドンはどうなるのかしら?
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