ドイツからアメリカへ引っ越し

2023年5月21日日曜日

US US life 海外生活

ドイツとオランダからアメリカへ引っ越しを移動した記録

 今回は私の引っ越しの忘備録を書いてみようと思います。

厳密に言いますと二拠点生活をしていたのでスタジオのあるドイツと仮の部屋があるオランダからの引っ越しです。

ドイツとオランダは完全に別にして二カ国から別々に荷物を運んだ

最初から荷物を一度どちらかに集めて一緒に運ぶことは諦めました。

実はもともと私の荷物は比較的オランダにまとまっていたのですが、数年かけてドイツのスタジオにちまちま荷物を移動したりしていたら完全に二つの生活拠点ができてしまったのでドイツの荷物はドイツから、オランダの荷物はオランダから運ぶことにしました。

メインで利用したのは飛行機の追加預け荷物

※2023年初頭では日米の往復チケットよりも欧米の往復チケットのほうが3分の1ぐらいの値段で比較的良心的価格だったという前提条件がありました。

まず私の能力では使い勝手の良い船便を探すことはできませんでした。DHLやPOST NLは航空便のみ取扱。(日本は郵便局で船便取扱あってうらやましい。)船便は主に業者などが使う用の大量の荷物の輸送用しか見当たりませんでした。むしろだれか詳しい人いたら個人用船便おしえてください。

また、スタジオの退去日が急遽早まった上に年末年始と被ったので国際引っ越し業者にもお願いするのは難しくなり、荷物を最低限にして(?)飛行機の預け荷物を追加することにしました。飛行機の預け荷物の追加はチケットのクラスや航空会社によって異なりますが、欧米間だと一つあたり150-250ユーロ(23kgまで)でした。23kgを航空便で送るより安くなるか、同程度だが紛失の心配が減るため荷物数個で足りる方は預け荷物おすすめです。尚、私のチケットは飛行機持ち込み荷物はもちろん23kg以下の荷物2個はすでに含まれていたので、追加費用は各フライト荷物3個分でした。

ドイツから一度荷物と共に渡航し、一度ヨーロッパに戻った後、オランダからまた荷物と共に渡航するという無理矢理な二段階引っ越しを決行しました。

 ビザを受け取ってから比較的すぐにドイツから一度荷物と共に渡航し、お世話になった方々に挨拶して一度ヨーロッパに戻ってオランダで退去手続きなど行って今度はオランダから荷物と共に渡航しました。

欧米を二往復することになるので両方ともかなり安いチケットをとりました。結果早朝に大量の荷物を一人で空港まで運ぶという苦行を強いられました。 またアメリカ国内乗り換えで荷物の再チェックインを避けるため欧州内乗り換えの便を利用しました。

 送った荷物の量

先ほど荷物を最低限にしたと書きましたが、普通の観点からすれば全く最低限の量ではありません。 むしろ引っ越しでこんなに荷物を持ち込んだのは初めてです。

ドイツ、オランダの各便で荷物は各6個+バックパック でしたので全部で荷物12個です。ははは…。笑えない。そしてなんとドイツからは椅子と本でDHLで航空便を3個使いました。大引っ越しですね。

引っ越し荷物中身の内訳とは

ドイツからー大量の本、画材、工具、作品がメイン

画材、工具、作品はぎゅうぎゅう詰めにしずらかったり、本なんかはぎゅうぎゅう詰めにするととたんに重くなるのでいくつかのスーツケースに分散しました。その結果の荷物6個です。私の場合、大きい作品はそこまで重要でもないものが多いので思い切って捨てて運べるものだけで大丈夫だったのですが普通のアーティストはどうやって引っ越ししてるのかとても興味がわきました。

ドイツからの航空便

椅子…お気に入りの椅子をどうしても運びたかったので大きな段ボールを購入して無理矢理椅子のサイズに調整して送りました。家具を売る店で働いていたことがある経験を生かせるとは思いもよりませんでしたが、梱包技術さえあれば家具を送るのも結構余裕な気がしました。ちなみに見た目は大きいが重量が軽いので60ユーロぐらいで送れて 自分でも驚きました。

その他、本などは小さめで強めの段ボールを購入して送りましたが、基本的に一度全部穴開けられてボロボロになって届きました。

 オランダからー本、洋服、生活雑貨、書類、薬、パソコン二台など

私の送る荷物の選別基準

念頭にアメリカのインフレと買い直しコストを起きつつ以下の基準を設定していました。

洋服や靴:何回か引っ越し先には行ったことあるのですが、衣料品が簡単に買えるような場所ではなかっのでできるだけ服飾品は捨てずに送ることにしました。これはいまアメリカに着いて数週間暮らして正解だったと言わざるを得ないです。 

画材と工具:高めの画材と工具、日本からわざわざ手に入れて来た大工用品などは捨てられなかったので運ぶことにしました。お気に入りのマキタのスクリュードライバーは充電器のみアメリカで買いなおして早速大活躍してます。

作品:建築に関連するドローイングとか写真などの平面が多く運びやすいので持ってきました。

日本からヨーロッパへわざわざ持って来たもの全般 :特に漢方薬など日本の薬は重宝していたので買い直しすることも難しいし、運ぶことに。適当な100均の生活グッズなど重要ではないものは捨てました。

:これは個人の価値観としか言えないのですが、一度日本にほとんどの本を送ってしまい大後悔したことがあるので本はできるだけもってきました。もちろんいらない本は大量に捨てましたが…。

丁寧な暮らし憧れ時代の遺品:作家ものの器など数点。これも作品と言えば作品か…。

むしろ送らないもの:現地調達しやすいもの 。10年ちょっと海外生活で身の回り品や食品で日本製にこだわったりすることもなく現地調達して生活してきたので主な消耗品や基本的な生活用品は現地調達しております。(特にドイツ、ベルリンは日本系のものを売っている店はほぼなく、日系スーパーに行く習慣も無くなりました。)

アメリカはイギリスと傾向が少し被っているので薬や衛生用品などはイギリス時代と同じブランドやメーカーの商品を購入できたりして調べる必要なく便利だなあとおもいます。

航空便について

○インボイス作成

インボイス作成は本当に面倒でした。現在は事前にデータを郵便局に送り、パッキングした荷物を郵便局にもっていく、または引き取りに来てもらうことが国際標準化されているので日本もヨーロッパもそこまで手順に差はないと思いますが、

日本の国際郵便の方が中身のチェック厳しかったです。

さて、インボイス作成ですが、箱に入れる全てのものの値段、重量を書きます。これは少量の荷物であればそこまで大変ではないですが、引っ越し級になるとストレスで病むくらいの仕事量でした。雑貨に関しては一つ一つ心を無にして測って全部書きました。一方、本の箱は基本的に本しか入ってないので本23冊と書いて全体の重さを計測してそれを23で割り、一冊あたりの平均の重さを出して全部の本がその重量であるかのごとく記入して送りましたが、問題なく届きました。この手順を省くのにも飛行機の預け荷物が最高だと言わずにはおられない。

航空便で便利だったものは以下の通り

・体重計とキッチンスケール、そしてスーツケース用測り

体重計は箱全体の重さを、キッチンスケールは個々の物の重さを測るのに便利でした。

しかし私はスタジオには両方なかったのでスーツケース用の測りと軽い袋を使い、袋にものを入れてスーツケース用測りにぶら下げてあらゆるものの重量を測っていました。最終的には友人に体重計借りたりしましたが、この手法、結構便利です。大きなツールは必要ないので今後旅行の時などあらゆる場面で使えそうな気がしました。


このような感じで袋に測りたいものを入れる


・梱包技術

適切な梱包技術があると効率よく物を保護でき、かつ余分なスペースを減らせます。私は大学時代のアルバイトで割れ物から家具まであらゆるものの梱包をして技術を養ったのですが、結構日常生活で使える技術です。理系なので断言できますが、数学より日常では使える技術です。ただ、数学は高度なものには使えるのでキャリアの差をつけるのには有効かもしれません…なんの話。

 

 以上が私のスケジュールと予算的なかなり大雑把な引越しのまとめでした。

住んでいた欧州は実家もなければ友人の家に荷物を置くこともできないので、綺麗さっぱり荷物を引き払う必要があり、基本的には家とゴミ捨て場の往復が主なアクティビティでした。昔はスーツケース二個ぐらいで引っ越してきたのが懐かしい。 二拠点に分散していたものが一つになったのはかなり生活が楽になって嬉しい部分もある、そんな感じの引越しでした。

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