Trip to Dublin 2017 + Easter Rising

2017年5月5日金曜日

Dublin


とうとうダブリンに帰ってきました!

わたしにとってダブリン時代の思い出というのは実があるけれど、辛い時間でした。
ダブリンを離れている間は正直もうあんな辛い場所に戻りたくないという感じでした。

しかし、実際にダブリンで時間を過ごして実際のギネスを飲み、音楽を聞き、雑踏を歩いていると不思議とダブリンに一番最初に来たときのようなポジティブな感情がどんどん思い出されました。
ダブリンってイギリスが失ったアングロサクソン的なものをまだまだかなり維持していて本当にクールな都市だと思います。(スコットランドも好きなので考え方に偏りがあるかもしれませんが…。)


アムステルダムからダブリンに飛ぶ飛行機でYouTuberのCharlie McDonnellみたいな人が数人いたんですよね。以下イメージ図


こういう格好している人、ベルリンにもアムステルダムにもいないのです!ほんとうにアイルランドとかイギリスにしかいないのでもうわくわく!!!!

大好きなIMMA(Irish Museum of Modern Art)も毎回はずれなしの度肝を抜く斬新なキュレーションで期待を裏切らない。今回はスピリチャルがテーマでした。さすが。そしてGallery of Photography も期待を裏切らない展示で隣にカフェがあるしわたしの中では毎日でも行きたい場所。今回のテーマはUnionでした。こちらもさすが。世界各地の労働組合関連の写真をとっているNoel Bowlerの展示。赤い赤い。


 (フランスのカレーの難民キャンプを建築図面化するプロジェクト @ IMMA)

人々の話すアイルランドなまりは当時の上司と同僚を思い出して色々感情的になり、ああ、苦しいけれどがんばってたな、ベルリンやいまのゆるい生活は逃げだななんて考えたり。
そういえば、ダブリンはちょっとおしゃれになっていた。ロンドンのヒップスターのようなレストランが増えていた。日本食レストランも新しそうなものが幾つかあったし、年々暮らしやすくなっていそう。

やっぱり影がある都市が好きなんだな。ダブリンってまだまだ暗い。中心部でさえ廃墟みたいな建物がたくさんあるし、建物の裏側はいかにも犯罪が起きそうな雰囲気。飲んだくれがいて、若者ですら少し悲壮感がただようような…。とても人間的な場所だと思います。そういう都市だからこそふと住んでみたいと思ってしまう。そしてこういう場所だからたくさんの文豪が生まれたのかもしれない。感性が豊か名人が多いのかな?


そんなことを頭でぐるぐる考えながら歩き回り、感情的になりすぎて、ときどき職場からの帰路で寄ってはご褒美として食べていたケンタッキーフライドチキンにも寄ってみた。泣ける。

ところで今回は意図していなかったのですが、ちょうどアイルランド訪問がイースターにあたってしまいました。ダブリンのイースターといえばEaster Risingですね。そこでリパブリカンが集まる中、ダブリンのGeneral Post Officeのなかにできた博物館に行ってきました。アイルランドとイギリスの対立は形を変えながらいまだに続いているわけですが、この博物館はおおむね中立にEaster Risingでなにがおきたのかをまさにその拠点であるGPOで勉強することができます。色々インタラクティブな展示があったり、実際の資料なども沢山展示されていて、実際の様子が想像しやすかったです。ちょっと前にいたベルリンにしろアイルランドにしろ、戦争と関連する暗い近代史がいまだに尾を引きずっている場所ですが、こういう場所ではできるだけ現地にいくとどんなに凄まじいことがおきたのか肌身で感じることができます。このご時世、世界中で混乱が多いですから過去から学ぶのも有益だと思います。ということでこの博物館はおすすめです!

GPO Witness History

http://www.gpowitnesshistory.ie/

次回はとうとうイギリスはロンドンに移動編です!

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