N26 銀行口座開設してみた

2018年5月4日金曜日

Netherlands 海外生活


噂に聞いたのですが、アイルランドの銀行口座開設がさらに面倒になったとか。
それでEU域内の様々な国で開設できるN26に白羽の矢がたっているらしいとか。

私はいまオランダの個人事業主ビザを持っていて、どうしてもビジネスアカウントが必要なのでINGバンクのビジネスアカウントを作ったのですが、いかんせん…、口座維持費が高すぎる!ので、N26のビジネスアカウントに変えることになりました。
(作ったのはビジネスですが、普通のアカウントと手続きもほぼ一緒だと思いますが…どうでしょうか。)


なぜN26口座を開いたのか


N26はモバイルバンキングの銀行ですが、わたし個人的にイギリスを出てから口座維持費というものが許せなく、ドイツでも銀行口座はING-DiBaというネットバンキングしか開設せず、オランダではその関係で既存のING銀行の口座を開いたのですが、日々、基本的にモバイルでしかモノゴトを行っていないので、もうビジネスアカウントは完全にモバイルバンキングでいいや…という気持ちになりN26を開設することになりました。

ちなみにこういうネットバンキング、幾つかありますよね…
例えば、オランダだとBunq (https://www.bunq.com/)もあるんですが、ビジネスアカウントだと月9.9ユーロの維持手数料が取られるように変更されたらしく、まだnumber 26だったころのN26のドタバタ劇を見ているようで怖かったので、安定してきて大好きなベルリン発のN26を開くことにしました。

その他、
Revoult (Revolut.com)
ヨーロッパ在住だとイギリスの口座が開けます。尚、ビジネスアカウントは有料。
EU内の口座”も”開ける。物理的カードは有料だが有。
こちらもなかなか良さそうですね。
わたしがイギリス嫌いなのがなければ検討したかもしれません。(嘘です、目的はビジネスアカウントの維持費撤廃なので…)

N26とは一体なにもの?

N26はドイツ発の金融系のスタートアップが運営するモバイル銀行です!
現在以下の国で口座開設できます。条件は以下の国に住んでいて、スマホを持っていることだそうです。

ドイツ、オーストリア、アイルランド、フランス、スペイン、イタリア、オランダ、ベルギー、ポルトガル、フィンランド、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルク、スロベニア、エストニア、ギリシャ、スロバキア

なお、2018年にはイギリスも追加される予定、アメリカにもやってくるぞ!

◯IBANあり。(オランダで開設したが、IBANはドイツになってた
◯マスターカードが無料。(ビジネスアカウントだとプライベート用デビットカードが有料で申し込めます。)
◯スマートフォンで日常のあらゆる銀行サービスが行えるほか、家計簿などの分析もやってくれる。
◯支払いリクエストなんかもできます。
(こちら便利なのは、割り勘したときにみんなの口座にぱぱっと支払いリクエスト送るとみんな速攻で送ってきてくれるという使い方。オランダではけっこう使える。)
◯一定回数まで無料でATMから現金引き出し可。
◯Transfer Wise (https://transferwise.com/jp/) と提携、海外送金手数料抑えられる。
(留学してたとき海外送金何度かしてもらったんですが、日本の銀行からの手数料って馬鹿にならないくらい高いですよね…。)
◯アプリで使用限度額など調整可
◯カードを盗まれたり紛失してもアプリですぐカードの無効化ができる
(実はこの機能もありがたい。ヨーロッパでは盗難、スキミングがけっこう多いので。)
◯バンクステートメントも要求すれば発行してくれる模様

カードについて
ドイツのネットバンキング特有のデビットカードがクレジットカードと同じブランドという便利カードがついてきます。(ING-DiBaでも貰えた。)
これは厳密にはデビットカードではないのですが、かといってクレジットカードでもないという謎の代物。ドイツのデビットカードはギロカードというもので、それとは別物のマスターカードがついてきます。これを使うとクレジットカード支払いしか選択できないオンラインの買い物でも利用できて便利!!
口座開設国はドイツ以外でもよいのに口座はドイツ仕様なのが良いですよね。



口座の開き方


これは超簡単でした。

1. アプリをダウンロード
2. アプリ内で申し込み。個人情報記入 
(ここで記入するのは本当に基本的な情報だけ。何年ビザあるのだの、どんなビジネスをやっててきちんと事業登録してるだのっていうのは書く必要なかった。)
3. 本人確認ビデオチャット
記入しおわったらすぐにビデオチャットを申し込んで即時にビデオチャットができました。基本的にはパスポートを見せて、顔を見せて、いくつか基本的な質問に答えました。(ここでもビザ、ビジネスの事業登録などの質問なし。)
ここでの注意点はパスポートの偽造防止のマークなどいくつかを相手に見せなくてはいけないのですが、それが面倒。そんなところに偽造防止の加工してあったって知らないよ、というような場所を見せてください、もう少し斜めに傾けて光をあててください的なことを言われてチンプンカンプンでした。ああ、こんなに日本のパスポートも偽造防止加工してたんだなと、このとき初めて気づきました。)

ちなみに全部英語でした。楽だー!
ドイツにいてもサービスが英語対応してくれるそうです。

ドイツ語でのビデオチャットは確実に対応していますが、他の言語はわかりかねます。ちなみにビデオチャットでの本人確認をしているサービスを運営している会社はN26ではなく別会社だそうで、そちらもドイツの会社になります。

4. これが全部終わり、はれて口座開設となると数日後(一週間未満でした)にカードなどが届きます。
尚、説明書などは全部pdfでメールで届きました。

正直、アイルランドの銀行口座開設はいままで住んだ国で一番面倒臭かった。
なのでアイルランドに語学留学やワーホリの方にはN26は本当に便利でおすすめですよ。

(追記)
現金での入金はドイツ以外できないようです。
ヨーロッパの銀行を持っていない人で現金でN26に入金したい場合は、
1.現金で他行に振込サービスをしてくれる銀行を見つけて振り込む。(ドイツだとCommerznankやPostbankがその口座を持っていなくても現金振込できました。イギリスでもHSBCなどで現金振込みをした記憶があります。)この場合手数料がかなりかかる可能性があります。
2.Western Unionなどの送金サービスを使う。


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