アイルランド横断旅行記 2018

2018年10月1日月曜日

Dublin Travel


毎年恒例のアイルランド再訪です。
ちなみにいつもはダブリンだけを二日ぐらいしかまわらずイギリス行って帰るっていう感じなのですが、今回はダブリン - ゴルウェイ横断しました!!
ワーホリ時代にも行ったことの無い場所ばっかり。旅行だと楽しい国。


(上は最近マイブームになっている旅行動画じゃ!)
旅は一部と二部に分かれています 

アイルランド旅行第一部:ダブリンとその周辺



ダブリンも年々おしゃれになっていってますね。綺麗なホテル、ホステルも多くなったし。ただ質のわりに物価高いけど。
今回は
・St. Stephens Greenとその周辺のパブw
・Trinity Collegeとケルズの書、そして学生気分になってみる
・ハーリング決勝戦がダブリンで開催中、ハーリングについてはじめて知る
ところで、ハーリングって知ってました?
ゲーリックフットボールと並ぶアイルランドの国技であり国民が大熱狂するスポーツなんですが、
大きいしゃもじに卵をのせて走る!っていう感じです。
ちなみにその卵をH型のかなり大きいゴールポストにゴールさせます。(ラグビーのようなもの?)下はサッカーのようにネットがはってあって3点、上は何もなくて通過で一点だそうです。一試合70分。ということなんですが、何度映像を見てもよくわからず。
現地でお話ししたアイルランド人に長時間質問攻めにしてもよくわからず…。
不思議なものでした。クリケットでもないし、ラクロスでもないし…。一体。
ちなみにハーリングセットはお土産屋さんで沢山売っていました。ぜひ持ち帰って遊んでみてください!

・そしてダブリン発の目玉は
アイルランドナショナリスト兼歴史家兼バスガイド、キャサリンと行くニューグレンジとタラの丘バスツアー


こちら、約5000年前に建てられた石器時代の遺跡、ニューグレンジです。
ピラミッドよりも、ストーンヘンジよりも古いのだそうです。
見た目がシンプルで、最初藤森照信系の現代建築かな?なんて思ってしまった(職業病)。
石器時代で白い石ってあんまりイメージが無かったもので…。
こちらはみなさんご存知かと思いますが、冬至の明け方、念に一度洞窟のような内部の空間に光が差して明るくなるという光の窓がついております。これを近代以降に発見した考古学者はそれを知らずにいたようなのですが、近代まで脈々とその存在について近隣住民が語り継いでおり、学者さんは実際に見るまで半信半疑だったそうです。いや、面白い。
ちなみにこうした遺跡は小さいものはこの付近には沢山残っているのだそうですが、ある時代を機にめっきり作られなくなったそうです。渡来人の影響か。うむ、やはり色々と興味深いですね。なお、装飾もなかなか意味深です。石に彫られた円形の模様や白い壁に填められているぽつぽつとした黒い石など、太陽と絡められているのでは?と学者達では考えられているそうですが真相は闇の中。


さて、タラの丘は見た感じただの丘です。


ただの丘なんですが、アイルランドの国のアイデンティティーを背負っております。
こちらは神話上の High King of Irelandが居た場所と信じられており、王族の儀式などがこの場所で行われたということです。
しかし史実においてはアイルランド全体を統治した王が実際に実在したかどうかは疑わしく、伝説上の王という説が強いのですが、この伝説が基になり、18世紀アイルランド独立の活動家たちがこの地にキャンプをつくるなど、アイルランドの精神的なよりどころという側面が強い場所です。バスガイド曰く、タラの丘はアイルランドそのものを表す、タラの言葉はアイルランドの言葉である。とのこと。



アイルランド旅行第二部:ダブリンからゴルウェイへドライブ + アラン諸島

ダブリン空港から車を借りて途中で色々な場所を挟みながらゴールウェイへドライブしました。途中、アイリッシュアフタヌーンティーをしながら。


まず訪れたのはキルケニーです。
キルケニーのNational Design and Craft Galleryに行きました。

ここでいつも面白いなと思うのは、キルケニーって、伝統的な工芸から現代の作品、アートよりの作品などを網羅していて、さらにキルケニー在住の若手作家さんもいるらしく、こじんまりとしたアートコミュニティを感じるのです。こういう場所で小さな工房を持って作品を作るのも夢がありますよね。

そしてお茶タイム



わざわざダブリンでそろえたピンク色に花柄のピクニックグッズ。
アイルランドらしい〜。(勝手にそう思っているだけか。)
ところでドライブ中の音楽はポーグスでした。もちろん。なんか陽気な気分になります。

そしてグレンダーロッホ。


これなんでしょうね、もうメルヘンの世界だかゲームの世界としか思えない。
6世紀ごろ建設されたキリスト教修道院の集落というか、街のようなものです。一時はキリスト教の重要な修道院として栄えていたのですが、13世紀あたりで様々な理由により繁栄は失われ、その後も重要な巡礼地として廃墟として残ったそうです。


そしてやはりこちらを特別な場所とさせているものと言えば大自然ですね。
グレンダーロッホを建設したと言われる聖人も川について言及しています。


こちらはハイキングコースにもなっているので時間に余裕を見てハイキングしながら観光するのもおすすめです。自然大好きドイツ人も沢山集まっておりました。


途中に元炭坑だったような場所もあり。ひきこもりなので、こんな風景見たこと無かった。
そして旅は次の地点へ… 
ゴールウェイ



Galwayは素敵な港町という感じです。
アイルランドは島国なのにダブリンに居る間は港町な感じがしませんでしたが、Galwayは港町感が強いです。住んでいる人みんな漁師かなって、それは言い過ぎですけれど。
シーフードもめちゃくちゃおいしい。

ここでGalwayで大学時代を過ごしたアイルランド人からのおすすめシーフード料理屋をご紹介。

McDonagh's

こちらはひとつのお店の中にフィッシュアンドチップスなどをすぐ食べて帰る人用ゾーンとテーブルサービスのレストランゾーンに別れております。
どちらも人がとても多く、おいしそうでした。私はその前にスコットランドに行ってたのでフィッシュアンドチップスはご遠慮して貝類などが食べられるレストランゾーンへ行きました。



そのあとはやっぱりお楽しみのパブへ…へへへ


このパブも街で一番有名と自称していましたが、本当に沢山の人で、嘘ではなさそうです。
ギネスを飲んだところで帰宅。

そして次の日は…


アラン諸島です。しかし、時間がなかったため、イニシュモア島にしか行けませんでした。
フェリー乗り場近くで自転車を借りてサイクリングサイクリング。
寒いのに水が青くて沖縄みたいな雰囲気の不思議な場所でした。





上にある教会(Teampall Bheanain)の遺跡まで山登り?


上からの見晴らし。アイルランドでは家の敷地に石垣をつくって隣と区切っています。
だいたい細長い敷地線がいくつもできるので見ていて面白い。


敷地で農作業?をするおじさんと廃墟の教会。

最後に


アイルランド横断は急ぎ足でなかなかゆっくりできなかったのですが、
アイルランドに住んでいたときには見られなかったり、出不精すぎて行く気にあまりなれなかったような場所に行けて本当に良かったです。
アイルランドのワーホリ時代は辛いことが多くてあまり楽しむ余裕がなかったのですが、
こうしてもう一度見つめなおす機会ができて、アイルランドに対する考え方や見方なんかも変わったりして良かった。
そしてアイルランドのバターは激ウマ。実はなんでアイルランドのバターがドイツやオランダに沢山あるのかよくわかっていなかった。次回からはアイルランドバター一筋やで!

まだまだ実は行けていないアイルランドが沢山なので次回にお預けです!
毎年恒例になりつつあるアイルランドツアーでした。

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