ふたつの異なる英語への視点

2018年10月2日火曜日

Daily life 英語 留学


英語のことで気になったことがあったので覚え書き。
以下の文章は個人的な感想で科学的根拠や正当性などはまったくございません。

ところで、毎日気晴らしにYouTubeをダラダラ見ておりまして、先日イギリス人のYouTuberのTwisted Helixさんの動画を見ていたのですが、そこで「日本人が英語を話せない理由」についてバイリンガールちかさんの言っていることは異なる意見を持っていると熱弁していました。
しかし、そういえば他の人は別のこと言っていたよな、と不思議に思ったのでメモとして残していこうと思います。

バイリンガールちかさんの意見

日本人が他のアジア人と比べて英語が話せないのはイギリス英語やアメリカ英語のネイティブという高いレベルを目指しているからである。他の英語の話せるインド人やシンガポール人は完璧ではないが高い英語力を持っている。彼らはアメリカ英語やイギリス英語といった目標ではなく、英語を自分のものとしてそのレベルで話している。自分たちの英語の水準、つまり少し下のレベルでパーフェクトな英語を話せることが彼らの目指すレベルであり、そうすることでネイティブレベルではないが、高い表現力を使って自信を持って話すことができる。しかし日本人は日本語英語というものがないし、最初からネイティブレベルを目指すので目標が高すぎる。

Twisted Helixさんの意見

アメリカ英語やイギリス英語を頂点としてそれを目指して完璧な英語を話す必要はないし、アジアの英語、インドやシンガポールなどの英語は訛りはあるが完璧な英語であり、ちかさんが少し言及したようなアメリカ英語、イギリス英語の下に来るようなレベルではない。インドやシンガポール英語は訛りはあるけれどもきちんとした英語である。それはスコットランド英語とロンドンの英語の違いと同じようなものであり、アメリカ英語やイギリス英語より下手という意味ではない。多分日本人のみなさんはずっと日本の訛りを持ち続けるかもしれないが、それが流暢な英語を話せないというわけではない。

(第三者の意見の例)Joe Inoueさんががよく言っている意見
発音は本当に大事。発音が少しでも違うと冷淡な態度を取られたりすることが多い。
文法も発音もどちらもバランスよく話すことが重要。

私の経験談と意見(最も信頼度低)

Twisted Helixさんの動画を観て実ははっとすることが多かった。
もちろん文法もめちゃくちゃかつ日本語英語を話し続けることは論外なのだが、
イギリスで暮らしていて、非常に厳しく発音能力を注意されることはなく、むしろ訛りがあるにしろ淡々ときちんとした英語を話せることが大事だと思って来た。
例えばイギリスの大学院には同級生に香港人が何人かいて、ネイティブレベルの英語を話すが、発音はイギリス人と全く違った。ただそれについて何か言われている人はいなかったし、わたしも最初はネイティブの発音は無理中の無理だったのでさらりとした感触の発音をする香港人を目指していた。
彼らがイギリス社会で発音が違うからといって阻害されることは一切なかったし、なんと日本語英語がそのまま残っている日本人のイギリスの大学教員だって何人も知っている。もちろんそこまでいかなくてもロンドンで社会的に成功しているアジア人は多い。
いつもJoeさんの動画を観ていると発音の重要性について重きを置いているので

「もしやアメリカってけっこう発音細かく気にする国…?」

なのではとは思っていた。もちろん発音の練習を投げ出すつもりはないし、発音の勉強は(大変だけど)面白いと思っている。

そんなときに出て来たのがHelixさんの動画である。
Helixさんが言っていることのほうがわたしの実体験からしても親近感がある。

もしかしたらイギリスとアメリカって外国人の英語を違う風にとらえている?

なんとなく謎が解けたような気がする。
わたしはアメリカに住んだことも無ければ、数人のアメリカ人の知人しかいないので本当のことはわからないからむしろ知りたい。

唯一心当たりがあるとすれば、
英語が全くしゃべれない日本の大学生のころ、ニューヨークのファストフードレストランでオレンジジュースを頼んだら、全く通じず、さらに笑われ(たぶん何を言っているのか相手は想像ついていたはず)、飲み物をあきらめなければいけなかったのは未だに忘れられないニューヨークの悲劇として私史に残っている。
がんばって「おうれ(R強め)んじじゅうーーっす」ってアメリカ風に言ったんだけどw
(尚、わたくし、センター試験英語は9割なので文法は正しかったはず。尚、自慢です)

もしこういうことが日常茶飯事ならばアメリカ人やアメリカに住んでいる人が発音がネイティブになるように必死になるのもわかる。それがアメリカに住む上で不利になってしまう環境ならばしょうがない。そしてそういった現状をよく日系アメリカ人の立場で井上ジョーさんが口酸っぱく語っているので発音に対して寛容ではないことはわかる。

ただね、イギリスが外国人の英語に寛容かっていうと一概にはそうじゃないのよ。
全然容赦しないスピードで話してきてそのテンポで会話が続かなければアウト。
せっかちだからゆっくりとした英語は受け入れてくれない。
わたしのよちよちドイツ語を聞いてくれるドイツ人とは大違いですな。
さすが世界言語、英語圏。

Search this blog

hello

 

ヨーロッパをうろうろしてしてる人

Blog Archive

QooQ