本日はいつもと趣向が異なります。最近アイルランドとイギリス旅行でヨーロッパでがんばっている人に出会いました。いつもと違って新鮮だったのでメモしておきたいなというポストです。似顔絵は似てませんし、個人情報は明かせないのですが、シェアしたいエネルギー満タンの人々です。（観点が臆病者のわたし個人なので、当たり前でしょ、と思う方もいらっしゃると思いますが…。）
Inspired People List 1 : 女優のAさん
ロンドンで活躍する女優さん。もう１５年ほどイギリスに居て、アーティストビザを更新しつづけながら最近やっと永住権がとれたそう。１５年もイギリスでアーティストビザをとれるほどずっと女優として活躍してきたことがまずすごい。そしてなにごとにもあきらめない姿！はつらつ！
彼女はドイツを拠点としてヨーロッパで活躍する若手の女優さん。すごいなと思うのはやはり挑戦魂。現在はイギリスで仕事中。たくさんの国をまたいで仕事をするなんてビザなどの障害を最初に考えてしまうけど、若いのに自信を持ってどんどんオーディションに応募している姿がりりしい。
彼女もドイツを拠点としてヨーロッパやその外で仕事をするコンサルタントの方。今回アイルランドの旅のアドバイスをしてくれたアイルランドの方も彼女と仕事をしているのですが、「あなたのビジネス、私がサポートします」って営業メールが来てスタートしたんだそう。ヨーロッパでMBA取得すると勝手に明るい就職の未来予想しちゃうけど、実際は地道な活動をしていて自分の発想力が貧相で惨め。
日本のキャリアを捨てて語学も乏しい状態で単身ヨーロッパに移住してきたツワモノ。決心は固く、なんでもポジティブに考えて行動する。案外こういう人のほうが海外ではうまくいきそうである。最近海外に来たという人から学べることは多い。
こちらも日本の大きなキャリアを捨ててアレキサンダーマックイーンのごとくセントマMAで異例出世でデザイナーになった方。実は私のイギリスビザが切れる数年前に12時間ぶっ通しで話しをきいてくれた方である。彼女は一度イギリスのビザが切れてイギリスを出たけれど毎年１ヶ月ほどインターンでロンドンに来る生活を３年ほどしていたそうだ。そうしたらインターン先がとうとうビザを出してくれたそう。しかしその後彼女はマックイーンとなり、現在は立派なデザイナーである。やはり決められたルールを正直に守って挑戦しないっていうのは良くない。
以前このBlogの「喪失感」で書いた方はこの美容師さんです。
周りに流されず、自分の信念がぶれず、なおかつ海外初心者にもかかわらず、トラブルには冷静に対処できる力のある人です。意外と海外に住んでる日本人でこんなに器用に振る舞える人はいません。日本に帰る選択肢をとるときもとても明るくて、こちらは寂しいけれど見習いたい姿勢です。
完全に職業病的な視点なのですが、一度別の大学に行ってから米国で建築を勉強しなおしたBさんですが、アシスタント時代にリーマンショックの影響をうけてヨーロッパの修士に戻り、ヨーロッパで活躍しています。しかしヨーロッパっていうのはたいてい外の経験は使えないと思っているのでアシスタントからやり直し、短い契約からやり直しっていうのを少々繰り返していたようです。わたしも同じです！ここで一度へそ曲げたのが私ですが、彼女はそれを続けて（しかも進路替えしているので年齢的にも上なのに！！）、今は立派なプロジェクトアーキテクトです。いやはやウジウジしている場合ではありませんな。
いかがでしたでしょうか。海外で生きて行くってけっこう雑草魂必要だなと改めて感じました。留学より学校の後ろ盾がない留学後がとにかくサバイバル。わたくし、名誉か不名誉か一度長く日本に帰国していたときにとある地元の大学（出身大学ではない）の有名な教授から、ダメ海外建築士としてゼミで講演してほしいと言われました。海外の建築留学したりしてる人はみんな着飾っててリアルじゃないからって。もう少しネタをためて来年あたりには講演したいと思います！！！
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